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一服を求めて

秋田県美郷町長 松田 知己

忙しなく時間を過ごしていると、どこかで一服つけたくなるのが人の常。その際、何で一服つけるのかが個性ですが、私の場合、最も多いのが音楽。基本、何でも聞く節操のない音楽好きですが、休日はロック系、夜間はジャズ系かクラシック系での一服が、切り替え効果が高いように思っています。次いで、時期限定になりますが、ぼうっと花を眺めること。我が家の庭には野辺の草花を含め、どこかに何かしらが咲いています。これも「切り替え効果ありです。

花を眺めることになぜ一服効果があるのかよく分かりませんが、よくよく考えてみると、植物にとって開花は命を繋ぐための活動。可憐さの裏に無意識に逞しさを感じ取り、それがある意味の切り替え効果に繋がっているのかも知れません。また、花には花言葉がありますが、これも花の存在自体に奥行きがあるからかも知れませんね。

そこでちょっと花言葉が気になり、6月下旬現在、庭にある花の花言葉を調べてみました。まずはツツジ類。「節度、慎み」。なるほど、言われるとそう見えてきます。次にハマナス。「悲しくそして美しく」。ふむふむ、確かに物悲しさと美しさを感じます。そして紫蘭。「変わらぬ愛、薄れゆく愛」。これは困った。どっちを受け止めればいいのでしょう(笑)。改めて花言葉の面白さを実感いたします。

次に小さい目でなく大きい目で、町全体を見渡してみます。となればこの時期は何と言ってもラベンダー。そこでラベンダーの花言葉です。「静寂、沈黙」。ほうほう、そうか。土日の賑やかさもいいですが、比較的静かな平日にラベンダーに包まれれば、確かに心に静寂は訪れそうです。また、ラベンダーを見つめながら「自分」と向き合えば、確かに沈黙もその通りという気がしてまいります。

そこでみなさん、賑やかな土日はもちろんですが、是非とも平日も時間を見つけてラベンダー園を訪れてください。そして花の香りに包まれながら、花言葉のとおり、心の静寂と穏やかな沈黙の時間を過ごしてください。まさに一服です。さあ、ラベンダー園へ行こう!(この表現にピンときたあなた、真保裕一ファンですね、きっと)

(広報「美郷」平成30年7月号より)

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